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Shift_JIS

しふとじす規格1982

日本語をパソコンで扱うために広く使われた文字コード。Windowsや多くの国産ソフトで標準的に使われ、日本のデジタル文書を長く支えた。今もレガシーなファイルや古いソフトの中で出会う、文字化けの背景にもなる規格。

年表

198210月、MSA(当時マイクロソフトウェア・アソシエイツ)がCP/M-86の漢字処理方式としてシフトJISを提唱(開発時期には1983年説もあり確定していない)

概要

日本語をパソコンで扱うために広く使われた文字コード。1バイトの半角文字と2バイトの全角文字(漢字等)が混在する可変長の符号化方式で、状態を持たず切り替え不要な点が特徴。

時代背景

1982年、初の国産16ビットパーソナルコンピュータである三菱電機MULTI 16(OSはCP/M-86)で実装する漢字符号が検討される中で考案・採用されたとされる。当事者企業の一つMSA(当時マイクロソフトウェア・アソシエイツ)の会社沿革によれば、同社は1982年10月に「CP/M-86の漢字処理方式を発表、ビジネスパソコン分野での漢字処理方式の標準としてシフトJISを提唱」している。

俗説と実際

「マイクロソフト・アスキー・日本IBM・三菱電機の4社が共同開発した」という説が広まっているが、日本の文字コード専門家コミュニティの調査記事は「実際には採用に同意したというところではないだろうか」と留保をつけている。開発時期についても1982年説と1983年説の両方が存在し、成立の詳細は「諸説あってはっきりしない」というのが実情に近い。

現在

その後CP/M-86だけでなくMicrosoft BasicやMS-DOSにも実装され、日本語パソコン界の事実上の標準の地位を占めた。現在ではUTF-8への置き換えが進んでいるが、レガシーなファイルや古いソフトの中で今も出会う文字コードで、文字化けの背景にもなっている。

種類日本語文字コード

関連項目

  • Unicode世界中の文字を一つの体系で扱うための文字コード規格。日本語・中国語から絵文字まで、あらゆる文字に番号を与えることで、言語をまたいだ情報のやり取りを可能にした。文字化けの時代に終止符を打とうとした試み。
  • EUC-JPUNIX系で広く使われた日本語文字コード。Shift_JISと並ぶ主要なエンコーディングで、Web黎明期にもよく見られた。
  • ASCII文字を数値に対応づけるための文字コードの基本規格。アルファベットや記号を7ビットの番号で表す素朴な決まりで、これがあったから機械同士が文字をやり取りできるようになった。今の文字コードもこの上に立っている。
  • UTF-8Unicodeを可変長で表す符号化方式。ASCIIと互換で効率がよく、現在のWebで事実上の標準となっている。
  • ISO-2022-JP電子メールで日本語をやり取りするために使われた文字コード。7ビットの範囲だけで日本語を送れるよう設計され、インターネット黎明期のメール環境で確実に文字を届ける役割を担った。
  • Mac OS 漢字Talk初期の日本語版MacのSystem(漢字Talk)。日本語環境を整えたMac OSとして、デザインやDTPの現場に広まった。
  • CRLFCR(復帰)とLF(改行)の2つの制御文字を続けて並べた、改行の表し方。16進では 0D 0A となる。主にWindowsで採用されており、バイナリエディタでテキストを覗くと、改行のたびにこの「0D 0A」が現れるのが見える。OSによって改行の流儀が違う原因の一つ。
  • PC-9801NECの16ビットパソコンで、長らく日本のPC市場で圧倒的なシェアを握った。独自規格ながら膨大なソフト資産を抱え、「98(キュウハチ)」の愛称で親しまれた。Windows/DOS-V互換機の波に飲まれるまで、日本のビジネスとゲームを支えた。
  • UTF-16Unicodeを16ビット単位で表す符号化方式。基本的な文字は2バイト、それを超える文字はサロゲートペアという2つの組で表す。WindowsやJava、JavaScriptの内部処理で使われている。

関連技術

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出典