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SMTP

えすえむてぃーぴー規格1982

電子メールを送るための通信規約。インターネット黎明期に定められ、四十年以上ほとんど形を変えずに使われ続けている。地味だが極めて息の長い規格で、今日のメールも基本はこの上で配送されている。

時代背景

1982年8月、ジョナサン・ポステルはRFC 821としてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を標準化した。この文書は、1981年11月にポステル自身が発表したRFC 788を置き換えるものだった。RFC 821の冒頭でポステルは「SMTPの目的は、メールを確実かつ効率的に転送することである」と明記している。

概要

ポステル自身の記述によれば、SMTPは「特定の伝送サブシステムに依存せず、信頼できる順序付きデータストリームチャネルのみを必要とする」よう設計された。設計思想の核心として「SMTPの重要な特徴は、異なる転送サービス環境をまたいでメールをリレーする能力にある」と述べている。通信モデルは「利用者のメール要求の結果として、送信側SMTPが双方向の伝送チャネルを確立する」という対話的なやり取りに基づいている。HELO・MAIL FROM・RCPT TO・DATA・QUITといった基本コマンドで標準的なメール転送手順を確立した。

用途メール送信

関連項目

  • TCP/IP世界中のネットワークを相互に接続するための通信規約。データを小さな単位に分けて届ける仕組みで、異なる機械やネットワークをつなぐ共通言語となり、インターネットそのものを成り立たせている。
  • FTPネットワーク越しにファイルを転送するための古い通信規約。Webサイトの公開やソフトの配布に広く使われ、専用ソフトでサーバーへアップロードする作業は個人サイト時代の定番だった。今はより安全な方式に置き換わりつつある。

関連技術

出典