World Wide Web
わーるどわいどうぇぶWeb文化1989
ティム・バーナーズ=リーがCERNで考案した、文書同士をリンクでつなぐ仕組み。URL・HTTP・HTMLという三つの土台を定め、誰もが情報を公開し行き来できる現在のWebの原型を作った。
時代背景
CERN公式の30周年記念サイトによれば、1989年3月、ティム・バーナーズ=リー卿はCERNで働きながら「分散情報システムの開発を目指した提案」を提出した。1990年5月に改訂版を再提出し、11月には同僚ロベール・カイユーとともに正式な経営提案「WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project」を提出した。1990年12月までに、バーナーズ=リーはWebの基本概念であるHTML・HTTP・URLを定義し、最初のブラウザ兼エディタとサーバーソフトウェアを作成したという。
概要
「info.cern.ch」は、CERNにあるNeXTコンピュータ上で動く、世界初のWebサーバーのアドレスだった。最初のWebサイトはWebプロジェクト自体についての情報を提供するもので、このサーバーは物理学者どうしが自動的に情報を共有したいという需要に応えるために開発されたという。2013年、CERNはこの「史上初のウェブサイト」を復元するプロジェクトを立ち上げた。
| 考案者 | Tim Berners-Lee |
|---|---|
| 土台 | URL / HTTP / HTML |
関連項目
- Mosaic文章と画像を同じ画面に並べて表示できた、初期のGUI Webブラウザ。それまで専門家のものだったWebを一般の人にも見やすくし、Webが爆発的に広まるきっかけになった。後のNetscapeへとつながる。
- HTMLWebページの構造を記述するためのマークアップ言語。見出しや段落、リンクや画像をタグで表す素朴な仕組みで、誰でも書ける手軽さがWebの爆発的な普及を支えた。今もWebの土台として進化を続けている。
- ティム・バーナーズ=リーWorld Wide Webを考案したイギリスの計算機科学者。CERN在籍中にURL・HTTP・HTMLを設計し、それを特許で囲わず無償で公開した。Webが誰のものでもない共有物として広がったのは、この決断によるところが大きい。
- HTTPWebブラウザとサーバーがWebページをやり取りするための通信規約。「ください」「どうぞ」という素朴な要求と応答の積み重ねでWeb全体が動いている。普段は意識されないが、すべてのWeb閲覧の裏で働く土台の取り決め。
- ARPANETの誕生米国の研究機関を結んだ実験的なネットワーク。複数のコンピュータをつないで通信した初期の試みで、後のインターネットの直接の祖先とされる。今や世界を覆う網の、ごく小さな最初の一歩だった。
- Google 検索リンクのつながりからページの重要度を測る仕組みで、Web検索の精度を一気に高めた検索エンジン。情報を「探す」体験を一変させ、SEOという考え方そのものを生み出した。
- クライアントサーバサービスを提供する側(サーバ)と利用する側(クライアント)に役割を分けて処理する仕組み。Webもメールもこのモデルでできており、ネットワークを使うシステムの基本構造として広く根づいた考え方。
- TCP/IP世界中のネットワークを相互に接続するための通信規約。データを小さな単位に分けて届ける仕組みで、異なる機械やネットワークをつなぐ共通言語となり、インターネットそのものを成り立たせている。