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クライアントサーバ

くらいあんとさーば概念1980

サービスを提供する側(サーバ)と利用する側(クライアント)に役割を分けて処理する仕組み。Webもメールもこのモデルでできており、ネットワークを使うシステムの基本構造として広く根づいた考え方。

概要

サービスを提供する側(サーバ)と、それを要求して利用する側(クライアント)に役割を分けて処理を行う仕組み。クライアントがサーバに要求(リクエスト)を送り、サーバがそれに応じた結果(レスポンス)を返す、という一往復のやり取りを基本の単位とする。ネットワークを使うシステムの設計における最も基本的な構造の一つとして広く使われている。

仕組み

1996年に公開されたHTTP/1.0の仕様書(RFC 1945)は、HTTPプロトコルの全体的な動作を「リクエスト/レスポンスのパラダイムに基づく」と説明している。クライアントはサーバとの接続を確立し、要求メソッド・URI・プロトコルバージョンなどからなるリクエストをサーバへ送る。サーバはそれに対し、成功や失敗を示すステータス行に続けて、サーバの情報やコンテンツを含むレスポンスを返す。仕様書はさらに、プロキシ・ゲートウェイ・トンネルといった、クライアントとサーバの間に立つ仲介者の役割にも触れている。

現在

World Wide Webの基盤であるHTTP通信をはじめ、メールやファイル転送など、ネットワークを介したやり取りの多くがこのクライアントサーバの構造を基本にしている。近年ではサーバの役割の一部を利用者間で分担するピアツーピア型の仕組みも使われるが、クライアントサーバは今も最も普及したネットワーク設計の基本形として使われ続けている。

分野ネットワーク設計

関連項目

  • TCP/IP世界中のネットワークを相互に接続するための通信規約。データを小さな単位に分けて届ける仕組みで、異なる機械やネットワークをつなぐ共通言語となり、インターネットそのものを成り立たせている。
  • クラウドコンピューティングサーバーや保存領域を自分で持たず、ネット越しに必要なだけ借りて使う仕組み。Amazonなどが提供を始め、自前の機械をそろえずにサービスを作れる時代を切り開いた。
  • HTTPWebブラウザとサーバーがWebページをやり取りするための通信規約。「ください」「どうぞ」という素朴な要求と応答の積み重ねでWeb全体が動いている。普段は意識されないが、すべてのWeb閲覧の裏で働く土台の取り決め。
  • World Wide Webティム・バーナーズ=リーがCERNで考案した、文書同士をリンクでつなぐ仕組み。URL・HTTP・HTMLという三つの土台を定め、誰もが情報を公開し行き来できる現在のWebの原型を作った。

関連技術

出典