dBASE
でぃーべーすソフト1980
初期のパソコン向けデータベース管理ソフト。独自のコマンド言語を持ち、業務アプリ開発の定番として広く使われた。多くの互換製品(xBase)を生んだ。
時代背景
1978年、ジェット推進研究所(JPL、カリフォルニア州パサデナ)で契約社員として働いていたC・ウェイン・ラトリフは、職場のフットボール賭けで勝つのを助けるため、自作のIMSAI 8080マイコン(PTDOS上で動作)向けにデータベースプログラムを書いた。彼はこれを『スタートレック』のスポック氏にちなんで「Vulcan」と名付けた。このプログラムは、JPLのメインフレーム(Univac 1108)向けデータベース製品JPLDIS(Jet Propulsion Laboratory Display Information System)を土台にしていたという。
名前の由来
ラトリフは1本50ドルでの自力販売を諦めていたところ、1980年初め、ジョージ・テイトと販売契約を結んだ。テイトは695ドルの方が売れると考え、この価格で合意した結果生まれたのがdBASE IIだった。「バージョン1」という製品名では売れないだろうという考えから、あえて「dBASE II」という名前が付けられたという。ソフトウェアは当初CP/Mコンピュータ上で動作し、その後IBM PC向けに移植された。1983年半ば、Ashton-TateはラトリフからdBASE IIの技術と著作権を買い取り、ラトリフ自身もAshton-Tateの新技術担当副社長として入社した。
現在
dBase IIは、PC向けの最初のベストセラー・データベースプログラムとなった。
関連項目
- Lotus 1-2-3表計算・グラフ・データベースを統合した表計算ソフト。IBM PC時代に絶大なシェアを誇り、ビジネス用パソコン普及の原動力となった。後にExcelに置き換えられていった。