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HTML

えいちてぃーえむえるWeb文化1991

Webページの構造を記述するためのマークアップ言語。見出しや段落、リンクや画像をタグで表す素朴な仕組みで、誰でも書ける手軽さがWebの爆発的な普及を支えた。今もWebの土台として進化を続けている。

時代背景

W3C公式サイトに掲載されたデイブ・ラゲット氏の記事によれば、ティム・バーナーズ=リーの設計方針は「少なくとも初めのうちは、非常にシンプルなものが必要だった」というものだった。既存のハイパーテキストパッケージを採用するのでなく、独自のプロトコル(HTTP)とテキスト形式(HTML)をNeXTワークステーション上で開発する道を選んだ。1991年9月、バーナーズ=リーは「WWW-talk」メーリングリストを開始し、インターネット全体をまたいでオープンにHTMLの議論を進めようとした。この場を通じて、研究者やコンピュータ科学者たちがHTMLの発展について意見を交わし始めたという。

概要

ウェブページの構造を記述するためのマークアップ言語。見出し・段落・リストといった文書の要素と、他のページへのハイパーリンクをタグで表現できるようにしたことで、文書同士が縦横につながるウェブの土台になった。

小話

バーナーズ=リーが考案したHTMLは、強くSGML(Standard Generalized Markup Language)に基づいていた。記事は「タグを対で使うという発想は、SGMLから直接取られている」と明記し、`<P>`(段落)・`<H1>`〜`<H6>`(見出し)・`<OL>`・`<UL>`(リスト)といったタグがSGML由来だったと説明している。一方で、HREF属性を持つアンカー要素によるハイパーリンク機能は、バーナーズ=リー自身の独自の発明だった。

種類マークアップ言語

関連項目

  • World Wide Webティム・バーナーズ=リーがCERNで考案した、文書同士をリンクでつなぐ仕組み。URL・HTTP・HTMLという三つの土台を定め、誰もが情報を公開し行き来できる現在のWebの原型を作った。
  • XMLタグで構造を表すデータ記述言語。設定や文書、データ交換に広く使われ、多くの派生規格を生んだ。
  • HTTPWebブラウザとサーバーがWebページをやり取りするための通信規約。「ください」「どうぞ」という素朴な要求と応答の積み重ねでWeb全体が動いている。普段は意識されないが、すべてのWeb閲覧の裏で働く土台の取り決め。
  • ティム・バーナーズ=リーWorld Wide Webを考案したイギリスの計算機科学者。CERN在籍中にURL・HTTP・HTMLを設計し、それを特許で囲わず無償で公開した。Webが誰のものでもない共有物として広がったのは、この決断によるところが大きい。
  • PHPHTMLに直接書ける手軽さでWebアプリ開発に広く使われたサーバーサイド言語。雑多な作りと言われつつも導入の容易さで爆発的に普及し、WordPressをはじめ膨大なサイトを支えた。Web黎明期の動的サイトを語るに欠かせない。

関連技術

出典