辞書へ戻るWeb文化の一覧

ブログ

ぶろぐWeb文化1999

日記や記事を時系列で手軽に公開できる仕組みと文化。HTMLを書けなくても文章を発信でき、個人サイトより気軽に書ける場として広まった。SNSに主役を譲った後も、まとまった文章を残す場所として生き続けている。

名前の由来

「weblog」という言葉は1997年12月23日、ジョーン・バーガーが自身のウェブサイトのURLに使ったのが始まりとされる。バーガーは「私は自分のウェブページを立ち上げ、サーフィンをしながら見つけた最高のものを毎日記録することにした」と書いている。1998年9月には『Village Voice』誌でも「Robot Wisdom WebLog」として言及された。1999年5月19日、ピーター・メルホルツがこの言葉をより短く「blog」と呼ぶことを提案した。メルホルツは「私は『weblog』という単語を『ウィー・ブログ』と発音することにした。あるいは略して『ブログ』」と述べている。両方の用語は1999年春以降、本格的に使われるようになったという。

概要

この用語の普及に大きく貢献したのが、エヴァン・ウィリアムズが共同設立したPyra Labsだった。同社は1999年8月23日、「Blogger」というソフトウェアを公開した。

形態個人発信メディア

関連項目

  • 個人サイト・アクセスカウンター文化個人が手書きのHTMLで作るホームページと、訪問者数を表示するアクセスカウンターやキリ番文化が花開いた時代。Webがまだ大企業のものではなく、一人ひとりの「部屋」だった頃の手作りの空気が漂っていた。
  • Twitter(X)短い文章をリアルタイムに投稿・拡散できるSNS。速報や雑談、個人の発信の場として広まり、ネット上の話題の流れ方を大きく変えた。後にXへ改称。
  • Wikipedia誰でも編集できる、巨大なオンライン百科事典。みんなで知識を持ち寄って育てるという発想を世界規模で実現し、調べ物のあり方を大きく変えた。集合知の代表例。
  • RSSサイトの更新情報を配信するための仕組み。専用のリーダーに登録しておけば、巡回しなくても新着がまとまって届いた。SNSのタイムラインが普及して目立たなくなったが、自分で情報源を選ぶ思想は今も支持されている。
  • テキストサイト日記やコラムなど文章中心の個人サイト文化。ブログ普及前の2000年前後に隆盛し、独特の文体や読者交流を生んだ。
  • はてなブックマーク気になったページをみんなで共有・コメントできる、日本のソーシャルブックマーク。多くブックマークされた記事が注目を集める仕組みで、日本のネット世論や話題の発信源として影響力を持った。技術記事の拡散経路としても定番。
  • mixi招待制で広がった日本初期のSNS。日記・足あと・コミュニティ機能で実名に近い交流を生み、ブログとTwitterのあいだの時代を象徴した。後発の海外SNSに押されたが、日本のソーシャル文化の原点の一つ。

関連技術

出典