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アクセスカウンター

あくせすかうんたーWeb文化

ページが何回見られたかを数字で表示する、個人サイト時代の定番パーツ。トップページに「あなたは○○○○人目の訪問者です」と並ぶ数字は、訪れた人と管理人をつなぐささやかな交流でもあった。SNSのいいね以前の、素朴なアクセス可視化の文化。

仕組み

1990年代の個人ホームページにおいて、アクセスカウンターは掲示板やフォームと並ぶ「動きのある機能」の代表格だった。多くはPerlで書かれたCGIスクリプトとして提供され、サイト運営者が自力でサーバーに設置し設定ファイルを編集して動かす、手作り感の強い工程だった。1996年12月18日にはベアコミュニケーションズが提供する無料サービス『ふりぃのぺぇじ』が、カウンターに加えチャットルームや問い合わせフォームなども無料で提供しており、こうした外部サービスの登場が個人サイトへのカウンター設置を後押しした。

小話

1997年のサイト『あやしいわーるど』には「カウンターを無闇に回そう」というコーナーがあった。対象にされたホームページの作者がまったく知らないところで、大勢がページをリロードしてアクセスカウンターの数字を意図的に回し、当人がどんな反応をするかを楽しむという企画で、当初わずか25だったカウンター値がたった2日で1000も増えたという。運営者は「カウンターに人がどれだけ支配されるかの壮大な実験」と説明していたが、参照元の佐倉葉ウェブ文化研究室はこれを「単に大勢で弱い者いじめをして楽しんでいるだけ」と厳しく評している。カウンターの数字そのものがコミュニティの遊び・いじりの対象になっていたという、当時のウェブ文化を象徴する逸話である。

形態サイト設置パーツ

関連項目

  • 個人サイト・アクセスカウンター文化個人が手書きのHTMLで作るホームページと、訪問者数を表示するアクセスカウンターやキリ番文化が花開いた時代。Webがまだ大企業のものではなく、一人ひとりの「部屋」だった頃の手作りの空気が漂っていた。
  • キリ番アクセスカウンターが10000や77777といった「キリのいい数字」になることを指す個人サイト文化。その番を踏んだ人が掲示板で報告し、管理人がお礼のイラストを描く、といったやり取りが生まれた。数字ひとつを口実にした、ゆるい交流の作法。
  • ジオシティーズ無料で個人のホームページを作れたサービス。住所のような番号で区画が割り当てられ、趣味のサイトが街のように立ち並んだ。多くの人の最初の自作サイトの舞台であり、その閉鎖は個人サイト文化の一つの区切りとなった。

関連技術

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出典