マイクロソフト創業
まいくろそふとそうぎょう出来事1975
ビル・ゲイツとポール・アレンが、Altair向けのBASICを書いたことを起点に創業した。ハードでなくソフトウェアで商売をするという発想が、後にPC時代の覇権につながっていく。個人用コンピュータ産業の幕開けを告げる出来事。
時代背景
1974年12月、Popular Electronics誌が新型コンピュータ「Altair 8800」を特集した。ポール・アレン本人によれば、これは「最初の手頃な価格のパーソナルコンピュータが登場する瞬間」であり、即座に行動を起こす必要があると感じたという。アレンとビル・ゲイツは実装経験がないまま、製造元のEd Robertsに連絡し「Altair用にBASICプログラミング言語を完成させた」と主張。8週間の開発の後、アレンはニューメキシコ州アルバカーキへ向かい、デモンストレーションで「PRINT 2+2」を実行させ「4」という出力を得ることに成功した。
名前の由来
1975年4月4日、二人はアルバカーキで正式に「Microsoft」(当初表記は「Micro-Soft」)を創業した。この社名は「マイクロプロセッサ」と「ソフトウェア」を組み合わせた造語である。最初の顧客はMITS社だった。アレンはこの時期を振り返り「我々は本来の意味でハッカーになる道を歩んでいた」と述べている。
関連項目
- アップル創業ジョブズとウォズニアックがガレージで始めた会社。趣味の機械だったパーソナルコンピュータを、誰もが使える製品へ変えていく道を切り開いた。技術と美意識を結びつける姿勢の原点とも言える出来事。
- Amazonオンライン書店として始まり、あらゆる物を売る巨大ECへと成長した企業・サービス。レビューやおすすめの仕組みでネット通販を一般化させ、後にクラウド事業AWSで世界のインフラも支えるようになった。
- Altair 8800雑誌の表紙を飾り、自作キットとして売られた初期のマイクロコンピュータ。スイッチとランプだけの素っ気ない箱だったが、ホビイストの心に火をつけた。ビル・ゲイツとポール・アレンがこの機械向けにBASICを書いたことで、マイクロソフトの出発点にもなった。
- Windows 95 発売深夜の行列まで生まれた社会現象級のソフト発売。GUIとインターネット接続を一般家庭へ一気に広め、「パソコンを家で使う」ことが当たり前になる転機となった。コンピュータが特別な機械でなくなっていく境目の年。
- ファミコン発売任天堂のファミリーコンピュータが発売され、家庭用ゲームが日本の娯楽の中心に躍り出た出来事。安価で高性能な家庭用ゲーム機が文化を作り、後のレトロゲーム解析やROMハックという営みの土台もここから始まった。
- Macintosh発表マウスとGUIを前面に押し出したMacintoshが発表された出来事。「1984」を引用した伝説的なCMとともに、コマンドの世界から見て触る世界へというパーソナルコンピュータの転換を象徴した。