辞書へ戻る出来事の一覧

アポロ11号 月面着陸

あぽろじゅういちごうげつめんちゃくりく出来事1969

人類が初めて月に降り立った出来事。限られた計算資源で偉業を成し遂げた裏には当時最先端の誘導コンピュータがあり、宇宙開発と計算機技術が並走していた時代を象徴する。

概要

1969年7月20日、アメリカのアポロ11号計画により、人類が初めて月面に着陸した出来事。月着陸船イーグルがアメリカ東部夏時間午後4時17分に月面着陸に成功し、続いて宇宙飛行士ニール・アームストロングとバズ・オルドリンが月面に降り立った。冷戦下でアメリカとソビエト連邦が競い合った宇宙開発競争(スペースレース)における到達点の一つとされる。

小話

月着陸船イーグルは燃料残量わずか30秒という緊迫した状況で月面に着陸した。ニール・アームストロングは月面に降りた際、「That's one small step for a man, one giant leap for mankind.(これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である)」と述べた。この瞬間は世界中で5億人以上がテレビで視聴していたという。アームストロングに続いてバズ・アルドリンも月面に降り立ち、2時間半にわたる探査活動が行われた。

関連項目

  • スプートニク打ち上げソ連が世界初の人工衛星を打ち上げた出来事。これに衝撃を受けた米国が研究機関ARPAを設立し、後のインターネットの源流ARPANETへとつながっていく。冷戦が技術を駆動した時代の象徴。
  • 東京オリンピック(1964)コンピュータによる競技記録の集計や新幹線開業など、日本が技術力を世界に示した出来事。電子計算機が大規模イベントの裏方として活躍し始めた時代で、戦後日本の技術立国へ向かう空気を伝える。
  • 第二次世界大戦の終結暗号解読や弾道計算といった軍事上の必要が、初期の電子計算機の開発を一気に押し進めた時代。ENIACもこの文脈で生まれた。戦争と計算機技術が分かちがたく結びついていたことを物語る区切りの年。

関連技術

出典