辞書へ戻る出来事の一覧

スプートニク打ち上げ

すぷーとにくうちあげ出来事1957

ソ連が世界初の人工衛星を打ち上げた出来事。これに衝撃を受けた米国が研究機関ARPAを設立し、後のインターネットの源流ARPANETへとつながっていく。冷戦が技術を駆動した時代の象徴。

概要

1957年10月4日、ソビエト連邦は世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功した。NASA公式によれば、スプートニク1号はビーチボール程度の大きさ(直径58cm)、重量わずか83.6kgで、地球を約98分で楕円軌道を周回した。科学観測機器は搭載していなかったが、発信機からのビープ信号を世界中の無線オペレーターが追跡できた。

時代背景

この打ち上げは世界の関心を呼び、アメリカ国民に大きな衝撃を与えた。NASAによれば、ソビエトの衛星打ち上げ能力は「核兵器を搭載した大陸間弾道ミサイルをアメリカに発射できる能力にも通じるのではないか」という懸念を生み出したという。同年11月3日には犬のライカを搭載したスプートニク2号がより重いペイロードで打ち上げられ、アメリカの危機感はさらに高まった。このスプートニク・ショックは、後のNASA設立と米ソ宇宙開発競争の始まりにつながった。

関連項目

  • アポロ11号 月面着陸人類が初めて月に降り立った出来事。限られた計算資源で偉業を成し遂げた裏には当時最先端の誘導コンピュータがあり、宇宙開発と計算機技術が並走していた時代を象徴する。
  • 東京オリンピック(1964)コンピュータによる競技記録の集計や新幹線開業など、日本が技術力を世界に示した出来事。電子計算機が大規模イベントの裏方として活躍し始めた時代で、戦後日本の技術立国へ向かう空気を伝える。

関連技術

出典