東京オリンピック(1964)
とうきょうおりんぴっく出来事1964
コンピュータによる競技記録の集計や新幹線開業など、日本が技術力を世界に示した出来事。電子計算機が大規模イベントの裏方として活躍し始めた時代で、戦後日本の技術立国へ向かう空気を伝える。
時代背景
アジア初の夏季オリンピックとなった1964年東京オリンピックは、日本の戦後復興と高度経済成長を象徴する大会となった。開催に向け大規模なインフラ整備が進められ、東海道新幹線は開会式のわずか9日前、10月1日に開業し東京・大阪間を結んだ。東京モノレール羽田空港線と首都高速道路も開催に合わせて整備され、現在まで使われ続けている。
小話
開会式は10月10日、国立競技場で行われた。昭和天皇の開会宣言に続き、海上で1年半もの間訓練を重ねたブルーインパルスが上空3000メートルから五輪マークをスモークで描く演出が話題を呼んだ。大会終盤、日本女子バレーボールチーム(東洋の魔女)はソビエト連邦を破り優勝、決勝戦は85%という高視聴率を記録し国民の関心の高さを示した。日本は金16・銀5・銅8の合計29個のメダルを獲得し、アメリカ・ソビエト連邦に次ぐ3位となった。
関連項目
- アポロ11号 月面着陸人類が初めて月に降り立った出来事。限られた計算資源で偉業を成し遂げた裏には当時最先端の誘導コンピュータがあり、宇宙開発と計算機技術が並走していた時代を象徴する。
- スプートニク打ち上げソ連が世界初の人工衛星を打ち上げた出来事。これに衝撃を受けた米国が研究機関ARPAを設立し、後のインターネットの源流ARPANETへとつながっていく。冷戦が技術を駆動した時代の象徴。