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オイルショック

おいるしょっく出来事1973

原油価格の高騰が世界経済を揺るがした出来事。省エネルギーや効率化への意識が高まり、消費電力の小さい電卓やマイコンなど、後の小型電子機器が育つ社会背景の一つになった。

時代背景

1973年10月16日、第四次中東戦争を背景に中東の原油産油国が原油価格を70%引き上げることを決定し、第一次オイルショックが発生した。日本では田中角栄内閣の中曽根康弘通商産業大臣が10月19日に「紙節約の呼びかけ」を発表したことを受け、「紙がなくなる」という根拠のないデマが流れ始めた。

小話

騒動の発端は、大阪の千里ニュータウンに住むピアノ教師の主婦が生徒の親や近隣住民に広めた「オイルショックの影響でトイレットペーパーが不足する」という噂だった。千里ニュータウンは新興住宅地で住民間の情報伝達が早く、噂は急速に拡散した。10月31日には大丸ピーコック千里中央店でトイレットペーパーのセール(138円)を目当てに200人以上が殺到し瞬く間に売り切れる。この状況を毎日新聞が11月1日「定価の2倍になった」と報じたが、実際には特売品が終わり通常価格に戻っただけの誤報だった。この報道で不安が全国に広がり、洗剤・砂糖・塩・しょう油まで店頭から消える事態となった。政府は11月12日にトイレットペーパー等の紙類4品目を特定物資に指定、翌1974年1月28日には標準価格を定め、同年3月にようやく騒動は収束し在庫は通常水準に回復した。

関連技術

出典