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Flash黄金時代

ふらっしゅおうごんじだいWeb文化

Adobe Flashで作られたアニメやゲームがWebに溢れた時代。個人制作の動画文化を支えたが、HTML5普及とともに姿を消した。

時代背景

日本のFlash黄金時代は、2002年12月に開催された第1回「紅白FLASH合戦」の成功をきっかけに始まった。2ちゃんねるの「FLASH・動画板(FLA板)」を中心に、個人制作アニメーションの発表と評価の仕組みが整備され、様々なイベントが企画されるようになった。紅白FLASH合戦は2002年12月の初開催(34名参加、FLA板初の大型イベント)から、2003年12月には96作品が集まりFlash黄金時代を象徴するイベントとなり、2004年12月には130作品にまで拡大した(ただし観客数は前回の3〜4分の1に減少していた)。運営はFLASH50氏が中心となり年々スケールアップし、2003年には「FLASH★BOMB」などのオフライン上映イベントも開催されるほどの一大ムーブメントとなった。

実例

黄金期を代表する作品には、たけはらみのる氏の【なつみSTEP!】(ほのぼのな絵に潜む狂気で高く評価)、青池良輔氏の【CATMAN】(映画的で都会的なアニメーション)、スキマ産業氏の【num1000】(疾走感溢れるFLA板象徴作)、わた氏の【マイヤヒー】(空耳系Flashの完成形として商業化も実現)などがある。

消えた理由

2005年はFlash黄金時代終焉の予兆が見えた年だった。要因の一つは「MUZO」の商業化路線で、wosa氏とFLASH50氏が有限会社を設立し、これまでの素人制作集団という性質から商業展開へと脱皮した。もう一つが「のまネコ」問題で、エイベックスが【マイヤヒー】関連のキャラクターを商品化すると発表したことで著作権問題が浮上し、FLA板が大きく荒れた。観客動員数の低下とFLA板住民・MUZOの方針対立により、かつての一体感は失われていった。

関連項目

  • 2ちゃんねる匿名で書き込める巨大掲示板。日本のネット文化の中心地となり、独特の言い回しやアスキーアート、スレッド文化を数多く生んだ。今のネットスラングや掲示板文化の源流の一つ。
  • 個人サイト・アクセスカウンター文化個人が手書きのHTMLで作るホームページと、訪問者数を表示するアクセスカウンターやキリ番文化が花開いた時代。Webがまだ大企業のものではなく、一人ひとりの「部屋」だった頃の手作りの空気が漂っていた。
  • テキストサイト日記やコラムなど文章中心の個人サイト文化。ブログ普及前の2000年前後に隆盛し、独特の文体や読者交流を生んだ。

関連技術

出典