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ジョン・マッカーシー

じょんまっかーしー人物

Lispの開発者で、「人工知能(AI)」という言葉を提唱した計算機科学者。AIと関数型言語の双方に大きな足跡を残した。

時代背景

マッカーシー自身が1979年に執筆した論文「History of Lisp」によれば、記号処理を代数的に扱う言語への欲求は、1956年夏の「ダートマス人工知能夏季研究プロジェクト」の間に生まれた。本人はこの会議を「最初に組織的に行われたAIの研究」と位置づけている。この会議で、ニューウェル・ショウ・サイモンがRand社のJOHNNIACコンピュータ向けのリスト処理言語IPL 2を紹介したが、マッカーシーは「IPLを模倣する誘惑はほとんどなかった」と述べ、代わりにFORTRAN流の代数的な記法の魅力に惹かれたという。IBMがMITに新イングランド計算センターを設立しダートマスがそれを使う予定だったこと、平面幾何の定理証明プログラム開発(マービン・ミンスキーの着想に基づく)の相談役を務めていたことが、IBM 704向け言語開発の動機になった。

概要

本人の論文は、Lispの開発を1956年夏〜1958年夏(主要なアイデアが生まれた時期、一部はFORTRANベースのFLPLで実装)と、1958年秋〜1962年(言語として実装されAI問題に応用された時期)の2期に分けて説明している。Lispを特徴づける考え方として、数でなく記号表現を扱うこと・リスト構造による記号表現・関数の合成・条件式による分岐・条件式の再帰的利用・λ式による関数命名・LispプログラムをLispデータとして表現すること・言語の形式的定義と解釈系を兼ねる関数evalなどを本人が列挙している。

関連項目

  • アラン・チューリング計算とは何かを理論的に定式化した数学者。「チューリングマシン」という抽象モデルは今もコンピュータ科学の土台になっている。第二次大戦中の暗号解読でも知られ、計算機の理論と実践の両面に深い影響を残した。

関連技術

出典