グイド・ヴァンロッサム
ぐいどゔぁんろっさむ人物
Pythonの生みの親。読みやすさを重んじる言語設計で、プログラミングの裾野を大きく広げた。
時代背景
ヴァンロッサム本人が『Programming Python』(初版)の序文で振り返るところによれば、アムステルダムの政府系研究機関に勤めていた1989年12月、クリスマス前後の週を持て余さないための「趣味」のプログラミング企画を探していたという。本人は「すべてはABCから始まった」と述べる——ABCは1980年代前半に本人が開発に携わった、非プロフェッショナルなプログラマ向けの「素晴らしく優雅で強力な教育用言語」だったが、Unix/Cコミュニティでは普及しなかった。当時考えていた新しいスクリプト言語、すなわちUnix/Cハッカーにも魅力的なABCの後継言語のインタプリタを書くことを決めたという。
名前の由来
本人によれば、「Python」という名前は、当時「やや不敬な気分」だったこと、そして自分が「モンティ・パイソンの空飛ぶサーカス」の大ファンだったことから選ばれたという。
概要
本人はABCの問題点として「ABCに新しい『基本』操作を追加することの難しさ」を挙げ、ABCが「モノリシックで『閉じたシステム』」だったと振り返っている。Pythonの設計にあたっては、Modula-3の影響も受けつつ、ABCの大文字キーワード・「how-to」という用語・統合エディタといった特徴を改善しようとしたという。
関連項目
- Pythonグイド・ヴァンロッサムが作った、読みやすさを重視した汎用スクリプト言語。シンプルな文法と豊富なライブラリで、Web・データ分析・機械学習まで幅広く使われ、現在もっとも広く学ばれる言語の一つになった。