Intel 4004
いんてるよんまるまるよんハード1971
世界初の商用マイクロプロセッサとされる4ビットCPU。電卓向けに作られたが、計算の中枢を一枚のチップに収めたことで「一つのチップに乗るコンピュータ」の時代を開いた。日本のビジコン社との協業から生まれた点も知られる。
概要
1971年11月に発表・発売された、世界初の商用マイクロプロセッサとされる4ビットCPU。演算処理を行う中枢(CPU)を1枚のチップに収めたことで、「1つのチップに乗るコンピュータ」という時代の扉を開いた。もともとは電卓のために設計されたチップだった。
時代背景
4004は、日本の電卓メーカー・ビジコン社がIntelに電卓用チップの開発を依頼したことから生まれたとされる(開発者の具体的な役割分担は本ドラフトでは未確認。下記参照)。
利点と代償
電卓が扱う0〜9の10進数を表現するだけなら4ビットで十分だったため、4004は電卓用の演算回路として設計された。ただし用途を電卓に絞ったぶん、汎用コンピュータとして使うには力不足で、その後すぐに8ビット・16ビットとビット幅を広げたCPUが登場していくことになる。
現在
4004そのものはとうに現役を退いたが、「1つのチップにコンピュータの中枢を収める」という発想はその後のマイクロプロセッサすべての出発点になった。Intelは4004を自社の歴史における重要な一歩として公式に位置づけ、Computer History Museumも周年イベントで取り上げている。
| ビット幅 | 4ビット |
|---|---|
| メーカー | Intel |
関連項目
- 集積回路(IC)多数のトランジスタなどを一枚のチップに作り込んだ電子回路。部品を一つにまとめることで小型化・低価格化・高信頼化を一気に進め、マイクロプロセッサや現代の電子機器すべての土台になった。
- x86アーキテクチャIntel 8086に始まるCPU命令セットの系統。IBM PCに採用されて以降、PC市場の事実上の標準となり、後方互換を保ちながら現在まで拡張され続けている。長く生き残った「枯れて強い」アーキテクチャの代表。
- マイクロプロセッサCPUの機能を一枚の小さな集積回路(チップ)に収めたもの。MPUとも呼ぶ。世界初とされるIntel 4004の登場により、計算の中枢を手のひらサイズに収められるようになり、パソコンや家電が一気に広がる土台になった。