セガサターン
セガの32ビット家庭用ゲーム機。2D性能に優れ、独特のアーケード移植やマニア向けタイトルで根強い人気を持つ。
年表
概要
セガが1994年11月22日に44,800円で発売した32ビットの家庭用ゲーム機。セガ6番目の家庭用TVゲーム機として開発されたため、太陽系第6惑星(土星=サターン)から名付けられた。32ビットRISC CPU「SH2」を2個搭載し、ポリゴンによる3DCGゲームや表現力の向上した2Dゲームが登場した。日本ビクターから「Vサターン」、日立から「ハイサターン」という互換機も発売された。
仕組み
CPUはメインにSH2(28.6MHz、25MIPS)を2個、サウンドに68EC000(11.3MHz)を搭載。メモリはワークRAM 16Mビット、ビデオRAM 12Mビット、サウンドRAM 4Mビット、CDバッファRAM 4Mビット。グラフィックは1677万色中2048/1024色パレットで発色でき、拡大縮小・回転・変形が可能なスプライトと最大5面のスクロールを持つ。CDドライブはインテリジェント倍速CDドライブで、サウンドはPCM音源またはFM音源32チャンネル(量子化数16ビット、サンプリング周波数最大44.1kHz)。
種類・系譜
1994年3月に松下電器の「3DO REAL」、11月にセガサターン、12月にソニーの「プレイステーション」とNECの「PC-FX」が発売され、1996年6月には任天堂の「ニンテンドウ64」も加わり、32ビット級の家庭用ゲーム機同士が争う「次世代機戦争」と呼ばれる状況になった。セガサターンとの互換性を持つアーケード用業務用基板「ST-V」も登場し、人気タイトルを家庭用へ移植しやすくした。後期には低価格化した廉価版「白サターン」(1996年3月22日発売・20,000円)も発売された。
現在
北米では1995年5月、予定より4か月早いサプライズ発売でプレイステーションに先んじようとしたが、当時遊べるソフトはわずか6本で、ソニックシリーズのタイトルも用意できなかった。米国での価格はプレイステーションの299ドルに対しサターンは399ドルと割高で、サターンはデュアルCPU構成のため開発も難しかった。日本では初速こそ好調だったが北米市場では商業的に失敗し、1996年以降はニンテンドウ64とも競合、1998年に生産終了、生涯累計の全世界販売台数は1000万台に届かなかった。