MD(ミニディスク)
みにでぃすくハード1992
ソニーが出した小型の光磁気記録メディア。録音できる音楽メディアとして普及したが、フラッシュメモリ時代に消えた。
年表
1992ソニーがMiniDiscを発表
1993データ保存用の派生規格「MDデータ」が投入されるが普及せず失敗
2013最後のMDプレーヤーが販売される
概要
ソニーが1992年に発表した、音楽用の光磁気ディスク規格。同じ年に発売されたDCC(デジタルコンパクトカセット)とともに、コンパクトカセットの後継として位置づけられた。ソニーはそれ以前にもDAT(デジタルオーディオテープ)でコンパクトカセットの置き換えを狙っていたが、こちらは一般消費者向け市場では普及しなかった。ディスク本体はシャッター付きのカートリッジに収められ、録音済み盤と録音可能な空盤の両方があった。
利点と代償
収録時間は60分・74分・80分のものがあり、データはいったんメモリバッファに読み込まれるため、極端な衝撃を受けない限り再生が飛びにくい構造だった。日本では非常に人気を集めたが、他地域での普及は限定的だった。市販のプレス盤アルバムの数も他のフォーマットに比べて少なく、1995年頃以降はCD-Rなど他の録音可能メディアとの競合にもさらされた。
種類・系譜
1993年には互換性のないデータ保存用の派生規格「MDデータ」が投入されたが普及しなかった。後に、より大容量のディスクを使え、データと音声の両方に使え、なおかつ従来のMDとの互換性も保った「Hi-MD」が登場したが、このHi-MD自体も2011年に生産終了となった。
消えた理由
録音可能な光ディスクとしての優位性は、より安価なCD-Rなど他の記録メディアの普及によって次第に失われていった。最後のMDプレーヤーが販売されたのは2013年のことだった。
関連項目
- DATデジタル録音できるカセットテープ規格。高音質だが普及は限定的で、後にデータバックアップ用途で使われた。