PC-8801
ぴーしーはちはちまるいちハード1981
NECの8ビットパソコン。日本のホビーパソコン市場で広く普及し、初期の国産PCゲームや同人ソフトの主戦場になった。海外のC64に対する、日本のホームコンピュータ文化の中心の一つ。
年表
19819月22日、PC-6001と同時に発表される
198112月、PC-8801が発売される
概要
NECが1981年12月に発売した8ビットパソコン。前身のPC-8001の上位互換機種として登場し、日本のホビーパソコン市場で広く普及した。初期の国産PCゲームや同人ソフトの主戦場になり、海外のCommodore 64に対する、日本のホームコンピュータ文化の中心の一つとされる。
時代背景
登場当初のPC-8801は、ビジネス向けの機種として市場に投入された。縦400ラインの高解像度表示に対応し、ビジネス用途もターゲットにした当時のNEC最上位機種という位置づけだった。しかし1982年に上位機種PC-9801が発売されると立ち位置が変化し、PC-8001用ソフトとの互換性を活かしたホビーユース向け機種として人気を集めるようになっていった。
種類・系譜
PC-8801はNECのPC-8000シリーズの流れを汲み、PC-8001の上位互換機として登場した。CPUはZ80A相当のμPD780C-1(4MHz)で、内蔵ROM-BASICとして新たにN88-BASICを採用しつつ、本体のモードスイッチでPC-8001互換のN-BASICにも切り替えられる仕様だった。後継としてPC-8801mkIISRなどが続き、シリーズは日本の8ビットパソコンゲームの歴史そのものとも言われる存在になった。
現在
PC-8801シリーズの実機は現在ではレトロパソコンとして愛好家に収集・保存されている。エミュレータによる当時のソフトの動作環境も広く整備されており、日本の8ビットパソコン文化を今に伝える題材の一つになっている。
| メーカー | NEC |
|---|---|
| 世代 | 8ビット |
関連項目
- PC-9801NECの16ビットパソコンで、長らく日本のPC市場で圧倒的なシェアを握った。独自規格ながら膨大なソフト資産を抱え、「98(キュウハチ)」の愛称で親しまれた。Windows/DOS-V互換機の波に飲まれるまで、日本のビジネスとゲームを支えた。
- Commodore 64世界で最も売れた家庭用パーソナルコンピュータとも言われる8ビット機。安価で音と映像に強く、欧米のデモシーンやゲーム文化を育てた。日本では馴染みが薄いが、海の向こうでは多くの人の「最初のコンピュータ」だった。
- MOS 6502MOSテクノロジーが作った安価な8ビットCPU。低価格ゆえにApple IIやコモドール、ファミコンなど数多くの機器に採用され、家庭用コンピュータ普及期の主役の一つになった。シンプルな命令系は解析・自作の入口としても親しまれている。
- MSXアスキーとマイクロソフトが提唱した、各社共通仕様の家庭用パソコン規格。安価でメーカーをまたいでソフトが動く統一規格として、子供のプログラミング入門機にもなった。日本発の規格として海外にもファンが多い。