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OS/2

おーえすつーOS1987

IBMとマイクロソフトが共同で開発したPC用OS。技術的には優れていたが、Windowsの台頭と販売戦略の差で主流になれなかった。「もう一つあり得た未来」として語られることの多い、敗れたOSの代表格。

時代背景

1985年8月、IBMとマイクロソフトは「Joint Development Agreement」(共同開発協定)を締結した。この協定に基づいて生まれた最初の製品として、1987年4月2日にIBMとマイクロソフトが共同でOS/2を発表した(同時期に発表されたIBMの新PC「PS/2」ファミリーと合わせての発表だった)。開発時にはIBMのメインフレーム製品の命名規則にならった「CP/DOS」という名前も使われていたが、1986年後半から1987年初めにかけて正式名称「OS/2」が採用された。実際の出荷は1987年12月で、当初予定の1988年第1四半期より早まった。IBM OS/2 1.0 Standard Editionの価格は325ドルだった。

概要

IBMとマイクロソフトが共同開発したPC用OS。最初の1.0はテキストモードのみで、グラフィカルな「Presentation Manager」は約1年後の1.1(1988年11月)で追加された。1992年4月のOS/2 2.0では、Windows 3.0を土台にした「Win-OS/2」という互換機能も搭載された。

消えた理由

OS/2は技術的には評価が高かったが、Windowsの台頭と両社の関係変化のなかで主流になれなかった。最終的にOS/2の開発はIBM単独で担う体制となり、マイクロソフトは自社のWindows路線に軸足を移していった。「もう一つあり得た未来」として、業界史でしばしば語られる敗れたOSの代表格になっている。

開発元IBM / Microsoft
結末Windowsに敗北

関連項目

  • Windows 3.1MS-DOSの上で動いたグラフィカルな環境。商業的に大きく成功し、PCにGUIを一般家庭・オフィスへ広めた版。日本語版とともに国内でも普及し、Windows 95へ至る道を整えた、過渡期の重要な一枚。
  • MS-DOSマイクロソフトがIBM PC向けに提供したコマンドライン方式のOS。文字を打ってコンピュータを操作する時代を象徴し、後のWindowsの土台になった。今もWindowsの「コマンドプロンプト」にその面影が残る。

関連技術

出典