LHA
えるえいちえーソフト
吉崎栄泰氏が開発した日本発のファイル圧縮アーカイバ。.lzh形式は日本のPC通信やフリーソフト配布の標準として長く使われた。無償で公開された圧縮技術が、限られた回線容量の時代の文化を支えた。
時代背景
1988年、当時高校教師だった奥村晴彦氏が、LZSS方式をさらに算術符号化する「LZARI」という圧縮アルゴリズムをパソコン通信PC-VAN上で発表した。吉崎栄泰氏(北海道旭川市出身・札幌医科大学出身の医師)はこの方式を見て、算術符号化の部分をハフマン符号化に置き換えればもっと効率的になるはずだと考え、「LZHUF」方式を考案し、この方式に基づくアーカイバ「LHarc」を実際に作った。
名前の由来
LHarcは1991年頃に全面的に作り直され、「LHA」へと改称された。当初は「LH」への改称が予定されており、実際にバージョン2.00は「LH」として一度リリースされたが、MS-DOS 5.0の内部コマンド「LOADHIGH」の略称も「LH」だったため名前が衝突し、作者はもう1文字を加えて「LHA」とすることにしたという。
現在
多くのボランティアの協力によりUNIX版・Macintosh版・Windows版へと移植され、マニュアルも英訳されて日本国外のユーザーにも知られるようになった。MS-DOSおよびWindows環境ではZIPと並んでデータ圧縮の事実上の標準形式となり、フリーウェアだったことも普及を後押しした。1991年に米PCマガジン編集長賞を、1992年には第1回フリーソフトウェア大賞で大賞を受賞している。
| 種類 | 圧縮アーカイバ |
|---|---|
| 形式 | .lzh |