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JPEG

じぇいぺぐ規格1992

写真などの画像を、見た目をあまり損なわずに小さく圧縮する画像フォーマット。回線も記憶容量も限られた時代に、画像を扱いやすくしてWebやデジカメの普及を支えた。今も最も身近な画像形式の一つ。

時代背景

JPEG(Joint Photographic Experts Group)は、ISOとCCITT(現ITU-T)による合同委員会の名称で、連続階調の静止画像(グレースケール・カラーとも)に対する初の国際的な圧縮標準を確立するために活動していた。標準化に携わったグレゴリー・K・ウォーレス本人の1992年の論文によれば、当時のデジタル画像の課題は、画像を直接表現するのに必要なデータ量の膨大さにあった——テレビ解像度のカラー1枚でも約100万バイト、35mm相当の解像度ならその10倍が必要で、画像取得・表示機器が安価になっても、ストレージや伝送のコストの高さがデジタル画像の実用性を妨げていたという。

概要

JPEG標準は、多様な連続階調画像アプリケーションに対応する汎用的な設計を目指し、2つの基本的な圧縮方式を含んでいた——非可逆圧縮のためのDCT(離散コサイン変換)ベースの方式と、可逆圧縮のための予測方式である。JPEGにはBaseline方式と呼ばれるシンプルな非可逆技術(他のDCTベース動作モードのサブセット)が用意されており、これが実際にはもっとも広く実装されてきた方式であり、多くの用途にそれ単独で十分だったという。この標準はCCITT(現ITU-T)に提出され1992年に承認、ISO/IEC JTC1でも1994年に承認された。

種類画像圧縮フォーマット

関連項目

  • MP3音楽ファイルを人間の耳に分かりにくい部分を削って小さく圧縮する音声フォーマット。回線が細かった時代に音楽をネットでやり取りできるようにし、デジタル音楽文化を一気に押し広げた。
  • GIF256色までの画像とパラパラ漫画のようなアニメを扱える画像フォーマット。容量が小さく、初期のWebサイトのアイコンや「工事中」アニメで大量に使われた。動く小さな画像という文化を作った、懐かしさの象徴。
  • PNG可逆圧縮と透過に対応した画像形式。特許問題のあったGIFの置き換えとして生まれ、Webで広く使われる。

関連技術

出典