Haiku
はいくOS
かつてのBeOSの理念を引き継ぐオープンソースOS。応答性の良さを目指し、消えたOSの思想を現代に蘇らせる試み。
時代背景
2001年、Palmによる買収でBeOSの開発が事実上終了したことを受け、BeOSユーザーだったマイケル・フィップスが同年8月、特定企業に依存しない形でBeOSをゼロから再実装するプロジェクト「OpenBeOS」を立ち上げた。2004年、Palmの商標を侵害しないよう「Haiku」に改名された。Haiku公式サイトは、BeOSについて「シンプルで効率的な個人コンピューティングの理想的な手段を表す革新的な概念と技術を導入した」存在だったと位置づけ、Haikuはその理念をオープンソース・無料のOSとして実現したものだと説明している。
現在
開発は今も続いており、最初の正式なベータ版「R1/beta1」は2018年9月28日、前のリリース(R1/alpha4)からおよそ6年をかけて公開された。カーネルからドライバ・ユーザーランドサービス・ツールキット・グラフィックススタック・デスクトップアプリケーションまで、すべてを単一のチームで開発している点が独自の特徴とされる。マルチプロセッサ対応の完全スレッド設計、オブジェクト指向API、メタデータ検索が可能なBFSファイルシステムなどを備え、BeOSとの互換性を目指しつつも実質的には再実装として作られている。
関連項目
- BeOSマルチメディア処理を重視して、ゼロから設計された先進的なOS。動作が軽快で熱心なファンを生んだが、商業的には広がらず姿を消した。今もオープンソースの後継(Haiku)として復元・継承が続く、惜しまれたOSの代表。