ARMアーキテクチャ
消費電力の小ささを強みとするCPU命令セットの系統。スマートフォンやタブレットのほぼすべてに採用され、近年はPCやサーバーにも広がった。モバイル時代の主役となったアーキテクチャ。
年表
概要
消費電力の小ささを強みとするCPU命令セットの系統。スマートフォンやタブレットのほぼすべてに採用され、近年はPCやサーバーにも広がった。イギリスのAcorn Computersで生まれ、モバイル時代の主役となったアーキテクチャ。
名前の由来
ARMという略称は、当初「Advanced RISC Machines」「Acorn RISC Machines」のどちらの意味で使われていたかは人によって説明が割れていたとArm公式ブログは振り返っている。1990年に会社として正式に設立された際の社名は「Advanced RISC Machines Ltd」だった。開発元となった機械の名前自体が時代とともに意味を持たなくなり、Arm公式は今ではARMは実質的に何の略でもない、としている。
時代背景
最初のARMプロセッサ「ARM1」は、AcornでSteve FurberとSophie Wilsonが設計した。1985年4月26日午後1時にチップが到着し、午後3時には画面に「Hello World, I am ARM」と表示されたと伝えられている。初代チップは動作に必要な電力がわずかで、電源を接続する前にIOインターフェースから電流を引き出しただけで動き出したという逸話も残る。
種類・系譜
1990年、Acorn Computers・Apple Computer・VLSI Technologyの3社による合弁でAdvanced RISC Machines Ltdが正式に設立された。この会社が後のArm Holdingsへとつながる。
現在
省電力設計を軸にしたARMアーキテクチャは、スマートフォン・タブレットの事実上の標準となった。近年はApple SiliconやRaspberry Piなど、PCやシングルボードコンピュータの分野にも採用が広がっている。
| 得意 | 省電力・モバイル |
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関連項目
- x86アーキテクチャIntel 8086に始まるCPU命令セットの系統。IBM PCに採用されて以降、PC市場の事実上の標準となり、後方互換を保ちながら現在まで拡張され続けている。長く生き残った「枯れて強い」アーキテクチャの代表。
- Raspberry Pi手のひらサイズの安価なシングルボードコンピュータ。教育や電子工作のために生まれ、Linuxが動く本物のPCを数千円で触れるようにした。学びと自作の裾野を大きく広げた一台。
- MOS 6502MOSテクノロジーが作った安価な8ビットCPU。低価格ゆえにApple IIやコモドール、ファミコンなど数多くの機器に採用され、家庭用コンピュータ普及期の主役の一つになった。シンプルな命令系は解析・自作の入口としても親しまれている。