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WinMX

うぃんえむえっくすソフト2000

かつて広く使われたP2Pファイル共有ソフト。ファイル交換文化の中心となったが、著作権問題の象徴ともなった。

時代背景

WinMXWorldの記録によれば、それまでデータベースアプリケーションや小規模な暗号化プログラムしか手がけていなかったカナダのソフトウェア開発者ケビン・ハーン(有名なカナダの音楽家と同姓同名)が、比較的新しかったOpenNapネットワーク向けのクライアントを自作したのが始まりだった。OpenNapは著名なNapsterネットワークとよく似ていたが、単一の中央サーバーに依存しない設計を持ち、多数の利用者がサーバー運営者として振る舞うことで、それぞれが特定の音楽ジャンルに特化したテーマ別サーバーを運営できるという特徴があった。ハーンはこのクライアントを公開するための会社「Frontcode Technologies」を立ち上げた。

概要

WinMXは他の多くのソフトウェアと同様、非公開のアルファ版に始まり、公開ベータ版を経て改良されていった。最初の公開版1.80は2000年12月初旬に登場した1.5MBのソフトウェアだったが、見落とされたバグが見つかりすぐに公開が取り下げられた。12月8日には急遽アップデートされた1.81が公開され、こちらは複数のファイル形式に対応する(オリジナルのNapsterがmp3限定だったことへの不満に応える形の)機能を持ち、大きな人気を集めた。当時のWinMXは、すでに実績のある他のOpenNapクライアントと直接競合しており、新参者ゆえに新機軸への風当たりも強かったという。

関連項目

  • ファイル共有ソフトP2Pでファイルを交換するソフト群の総称。ネットワーク越しに直接やり取りする仕組みは、著作権や情報流出の社会問題とも結びついた。

関連技術

出典