PuTTY
ぱてぃソフト1999
Windows向けの軽量なSSH/telnetクライアント。サーバ管理者に長く使われ続けている定番ツール。
時代背景
サイモン・タタムは既存のTelnetクライアントの端末エミュレーションの貧弱さに不満を持ち、独自のWindowsクライアント開発に着手した。当初はUnix版Telnetとxtermのコードベースを移植する計画だったが、「ゼロから書き直す方が速いと気づいた」ため一から書き直したという。1996年夏に完成したこのプログラムは「STel(Simon's Telnet)」と名付けられ、本人によれば当初は個人的な必要に基づく「scratching my own itch(自分のかゆいところをかく)」ソフトウェアで、広く配布されてはいなかった。
現在
1998年夏、ネットワークセキュリティの重要性が意識されSSHへの移行が進むなか、タタムはSTelを複数プロトコル対応のクライアントへと作り替え、SSH-1バックエンドを実装したうえで「PuTTY」に改名した。1999年初め、インストーラーもマニュアルもない、機能不足を詫びる文言付きの単一のputty.exeファイルとして、初めてウェブページで公開された。
名前の由来
PuTTYという名前の由来について、公式FAQでタタム自身は明かしていない。FAQは「これは人気のSSH・Telnetクライアントの名前です。それ以外の意味は見る人次第です」と述べ、'getty'の反対語ではないか、Windowsを役立たせる物質ではないか、プルトニウム製のテレタイプの一種ではないか、といったいくつかの推測を並べたうえで、「そのような主張についてはコメントできません」と締めくくっている。発音は英単語の「putty(パテ)」とまったく同じだという。