暗号化
情報を第三者に読めない形へ変換し、正しい鍵を持つ人だけが元に戻せるようにする技術。古くは軍事・外交の道具だったが、今ではWeb通信やデータ保護に欠かせない。プライバシーとセキュリティの根幹をなす考え方。
年表
概要
情報を、鍵と呼ばれる値を使って第三者には読めない形(暗号文)に変換し、正しい鍵を持つ人だけが元の情報(平文)に戻せるようにする技術。米国立標準技術研究所(NIST)が定めたFIPS PUB 197は、暗号化を「データを暗号文と呼ばれる理解不能な形式に変換すること」、復号を「暗号文を元の形式である平文に戻すこと」と説明している。
仕組み
FIPS PUB 197が定める「Advanced Encryption Standard(AES)」は、Rijndaelというアルゴリズムを規格化したもので、128・192・256ビットの鍵長を使い、128ビット単位のデータブロックを暗号化・復号できる対称鍵暗号(暗号化と復号に同じ鍵を使う方式)である。この規格は2001年11月26日にNISTによって公表された。
時代背景
AESは、それ以前に米国の標準暗号として使われていたDES(Data Encryption Standard)の鍵長が短く、計算機の性能向上とともに解読の危険が高まったことを背景に、新しい標準として制定された。FIPS PUB 197はAESを「電子データを保護するために使えるFIPS承認済みの暗号アルゴリズムを規定するもの」と位置づけている。
現在
AESは現在も世界で最も広く使われる暗号方式の一つであり、Web通信の保護(HTTPS)やファイルの暗号化、無線LANのセキュリティなど幅広い場面で使われている。暗号化は、古くは軍事・外交の道具として使われてきたが、今日ではインターネット通信の安全性やプライバシー保護の根幹をなす技術になっている。
| 分野 | 情報セキュリティ |
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