AIエージェント
指示を受けて自分で手順を考え、道具を使いながら仕事を進めるAI。単に答えるだけでなく「動いて成し遂げる」方向へAIが進んだ段階で、2024年以降に開発や業務での活用が広がった。
年表
概要
指示を受けたAIが、自分で手順を考え、必要に応じて外部の道具(検索・コード実行・ファイル操作など)を使いながらタスクを進める仕組み。Anthropicが2024年12月に公開した記事「Building effective agents」は、『エージェント』という語がいくつかの意味で使われていると述べたうえで、同社では「ワークフロー」と「エージェント」を区別すると説明している。ワークフローはLLMとツールがあらかじめ決められたコードの経路で組み合わされるシステムであり、エージェントはLLM自身が自分の処理やツールの使い方を動的に決め、タスクの進め方をコントロールし続けるシステムだとされる。
仕組み
同記事は、複雑なタスクを長期間にわたって自律的にこなすシステムとしてエージェントを定義する顧客もいれば、あらかじめ決めた手順に従うより規定的な実装を指して使う顧客もいる、と幅のある使われ方に触れている。そのうえで、実際に多くのチームと協働してきた経験から、複雑なフレームワークよりも「シンプルで組み合わせ可能なパターン」を使った実装の方が成功しやすい、という知見を紹介している。
時代背景
AIエージェントという発想が具体的なソフトウェアとして広く注目を集めた早い例の一つが、2023年3月に公開されたオープンソースプロジェクト「AutoGPT」だった。ユーザーが与えた目標をもとに、AI自身がタスクを分解し、自律的に一連の行動を実行していくという触れ込みで話題を呼んだ。
現在
2024年以降、AIエージェントを実装するためのフレームワークやSDKが数多く登場し、開発支援や業務自動化などの分野で活用が広がっている。単に質問に答えるだけでなく、実際に手を動かして仕事を進める方向へAIの役割が広がった段階として位置づけられている。
| 分野 | 人工知能 |
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関連項目
- 大規模言語モデル(LLM)膨大な文章を学習し、人間に近い文章を生成できるAIモデル。質問への回答や文章作成、プログラミング支援まで幅広くこなし、2020年代のAI活用の中心になった。
- 生成AI文章・画像・音声などを新しく作り出すAIの総称。2022年のChatGPTや画像生成AIの登場で一気に広まり、創作や仕事のやり方を大きく揺さぶった。情報技術が一般の生活に最も近づいた現象の一つ。