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ドナルド・クヌース

どなるどくぬーす人物1968

アルゴリズムの体系をまとめた大著『The Art of Computer Programming』で知られる計算機科学者。組版ソフトTeXの作者でもある。何十年もかけて一つの仕事を磨き続ける姿勢そのものが、技術者の理想として語られる。

概要

1962年、プログラミング技法についての教科書の準備を始め、これが全7巻を予定する大著『The Art of Computer Programming』へと発展していった。第1〜3巻はそれぞれ1968年・1969年・1973年に刊行された。この仕事の途中、10年間を割いてデジタル組版の分野に取り組み、文書組版システムTeXとアルファベット設計システムMETAFONT、Computer Modernという書体family を作り上げた。スタンフォード大学のFletcher Jones冠計算機科学名誉教授。

小話

クヌース本人は、自著の誤りを見つけた読者に報奨を与える制度を1968年の第1巻刊行以来続けている。技術的・誤植・歴史的な誤りを最初に見つけた人には「16進数ドル」(0x$1.00=10進で2.56ドル、16の2乗=256セントに由来)を、重要な指摘には「16進数20セント」(0.32ドル)を贈るという仕組みだった。しかし小切手詐欺の問題により2008年10月以降、実際に換金できる小切手の発行をやめ、代わりに架空の国「サン・セリフ」にある自分の銀行「Bank of San Serriffe」の口座として記録する方式に切り替えた。本人のページには「これらの口座残高は2006年以降に報告された誤りへの報奨のみを反映している。1968〜2005年の間にも数え切れないほどの報奨小切手が発行された」と記されている。

業績TAOCP・TeX

関連技術

出典