ビャーネ・ストロヴストルップ
びゃーねすとろゔすとるっぷ人物
C++の生みの親。C言語にオブジェクト指向を加え、長くシステム開発を支える言語を作り上げた。
概要
AT&Tベル研究所に所属していたストロヴストルップ本人が執筆した論文「A History of C++: 1979-1991」によれば、C++は「Simulaのプログラム構成の機能とCの効率性・柔軟性を、半年以内に実プロジェクトへ届ける」という当初の目標のもとに設計された。本人は「当時の私は、この目標の控えめさも、その一方での無謀さも理解していなかった」と振り返っている——革新を伴わない点では控えめだったが、時間的制約と効率・柔軟性への要求という点では無謀だった、という意味だという。
名前の由来
当初「C with Classes」と呼ばれていたこの言語は、社内の呼び名が「new C」から単に「C」へ、さらに「plain C」「straight C」「old C」といった混乱を招く呼称に変わっていったため、経営陣からの丁重な要望を受けて「C84」と改名された。だが本人によれば、この名前は「醜く、いかにも組織的」だったことと、「84」を省略されると再び混乱を招く恐れがあったことから数か月しか使われなかった。本人は新しい名前のアイデアを募り、「短く、良い解釈ができ、『形容詞+C』という形でない」という理由で「C++」を選んだ。Cにおいて「++」は文脈次第で「次」「後継」「増分」と読めるが、常に「プラスプラス」と発音される。この名前は本人の同僚リック・マシッティが提案したもので、1983年12月に編集され、1984年の文書で初めて使われたという。