SQL
関係データベースを操作するための問い合わせ言語。欲しいデータを「どう取るか」でなく「何が欲しいか」で書ける宣言的な記述が特徴。半世紀近く使われ続け、データを扱う仕事の共通言語として今も現役の代表格。
時代背景
SQLの理論的な土台は、IBM San Jose Research LaboratoryのEdgar F. Coddが1970年6月に『Communications of the ACM』誌(Volume 13, Number 6)に発表した論文「A Relational Model of Data for Large Shared Data Banks」に遡る。Codd本人はこの論文で、当時の木構造・ネットワーク構造のデータシステムでは、データ表現が変わるたびにアプリケーションが壊れる問題(データ独立性の欠如)を指摘し、解決策として「n項関係に基づくモデル」「データベース関係の正規形」「普遍的なデータサブ言語という概念」を提案した。Codd自身はこの関係モデルが「述語論理に基づく普遍的なデータサブ言語の開発を可能にする」と位置づけている。
名前の由来
Wikipedia記載によれば、Coddの関係モデル発表を受け、IBMのDonald ChamberlinとRaymond Boyceが1970年代前半に実装言語の開発に着手した。2人はまずSQUAREを作ったが、上付き・下付き文字の記法のため扱いにくく、1973年にサンノゼ研究所へ移った後、後継として「SEQUEL(Structured English Query Language)」の開発を始めた。SEQUELはIngresの問い合わせ言語QUELへの語呂合わせとされるが、英国Hawker Siddeley Dynamics Engineering社の商標と衝突し母音を省き「SQL」に短縮、後に「Structured Query Language」の略として再定義された(Wikipedia記載・単独出典)。
| 分類 | 問い合わせ言語 |
|---|---|
| 対象 | 関係データベース |
関連項目
- 関係データベースデータを表(テーブル)の形で整理し、互いの関係をたどって扱うデータベースの方式。エドガー・コッドが理論を示し、SQLとともに業務システムの標準になった。半世紀にわたりデータ管理の土台であり続けている。